収納は重視したいポイント

生活動線を考えた収納

収納を考えるうえで大切にしたいのは、生活動線に合った収納です。生活動線を考えて収納スペースを配置すると、無駄な動きが減り、片付けがしやすくなります。注文住宅を建てる際に考えたいのが、玄関収納です。靴や傘に加え、外でしか使用しないコート類やかばん、ベビーカーやゴルフバッグなどを置いておける広い玄関収納や土間収納があれば、通勤通学に出かける際に必要なものの持ち運びがスムーズになり、ほこりや花粉などを室内に持ち込まずに済みます。

洗面所や脱衣所にも、タオルや部屋着を収納するスペースがあれば、衣類を部屋まで取りに行かなくてもよくなります。キッチンでは、吊戸棚や引き出し収納に加え、引き戸のついた壁面収納を作ると、食品のストックが一目瞭然になるほか、引き戸を閉めると生活感を消すことができます。

デッドスペースをうまく活用する

注文住宅を建てる際には、デッドスペースとなっているところを、可能な限り収納に充てるようにすると、思いのほか多くのものをしまえるようになるはずです。お部屋をすっきりさせたり、個性を打ち出したりするのに役立つのが、壁面収納です。壁一面を収納スペースとし、扉をつければ壁にしか見えません。扉をつけない部分には、インテリア小物などを飾ることができ、こだわりを盛り込むこともできるでしょう。

注文住宅を建てる場合は、床下収納や天井裏収納も設置するとよいでしょう。どちらも生活空間に手を付けずに設置できる収納です。2階建て以上の住宅を建てる場合は、階段スペースを収納として利用できるとよいでしょう。階段の奥行きを利用すると、かなりの収納を確保できるはずです。