工務店のメリットデメリット

工務店で建てるメリット

注文住宅を工務店で建てるメリットは、融通が利きやすいことです。工務店の注文住宅は独自設計が基本なので、施主の様々な要望に応えることができます。ハウスメーカーでは敬遠される施工であっても、工務店であれば対応できるケースが少なくありません。また、工務店の多くは地域密着型で、取り扱う物件も1~2時間圏内の案件が殆どになります。その為、現場の管理が行き届くので、急な設計変更などにも迅速に対応できるわけです。加えて、工務店はハウスメーカーとは違い、建材や設備を大量仕入れすることは殆どありません。注文住宅の仕様に合わせて仕入れられるので、高品質のものが揃えられます。仕入れコストは割高になりますが、広告費などがかからない分、建築費を抑えられます。

工務店で建てるデメリット

注文住宅を工務店で建てるデメリットは、メンテナンスの費用がかさむことです。建材や設備の汎用性が低いと、補修や修繕の費用が必然的に高くなります。また、殆どの工務店は展示場やショールームを備えておらず、参照できる建物の情報が少ないのが実情です。施工済み住宅の内覧などは可能ですが、予約などの手続きが必要です。展示場などが無いと、住宅設備の選定に際しても不自由するものです。一方、ハウスメーカーの多くは共同で展示場を開設しており、いつでも自由に建物を閲覧できます。加えて、工務店はスタッフの人数が限られているため、建築プランや見積の作成に時間がかかる傾向があります。さらに、アフターサービスの面でもハウスメーカーと比べて保証期間が短いのが実情です。

住宅メーカーは、サイト内で建築実例を公開していることがあります。家族構成や延床面積などの条件で検索できる場合もあります。注文住宅を考えている、自身の希望に近い実例も見つけられるかもしれません。